ボイスを効率的に管理する[voconfig]タグについて ティラノスクリプトV450rc10
ティラノスクリプトV450rc10で追加された[voconfig]タグについて解説します。
ティラノスクリプトで音声を入れる場合、[playse]タグを使うのが一般的です。そこにボイス用のbufを指定するなどすれば、音声と効果音をわけて管理するなどもできるのです。ただ、今までの書き方だと
#akane
[playse buf=2 storage="akane/akane_1.ogg"]
こんにちは。[p]
#akane
[playse buf=2 storage="akane/akane_2.ogg"]
君はここで何してるの?[p]
というように、セリフ毎に[playse]を指定する必要がありました。
ちょっとめんどうだなと感じていたので、今回のアップデートで[voconfig]タグをついかしました。
キャラクター名と音声ファイル名を関連させておくことで、キャラ名表示のタイミングで音声ファイルを順番に再生させることができます。
例えば次のようなファイルに、連番をふったファイルを用意しておいて
[voconfig sebuf=2 name="akane" vostorage="akane_{number}.ogg" number=1 ]
[voconfig sebuf=2 name="yamato" vostorage="yamato_{number}.ogg" number=1 ];音声自動再生を開始する。必ず必要です。
[vostart]#akane
ここで音声再生(akane_1.ogg)[p]#akane
次の音声再生(akane_2.ogg)[p]#yamato
やまとの音声再生(yamato_1.ogg)[p]#akane
あかねの音声再生(akane_3.ogg)[p]
のようにしておくと、ファイルの連番を順番に再生していくことができます。
さらに[vostart][vostop]タグで一時的に再生を停止したり
連番やファイル名を途中で更新して変更することもできます。
これで、音声ファイルの番号をシナリオでの再生順に番号を振っておけば、あとは名前表示するだけで音声を再生させることができます。
ボイス管理については色々、試行錯誤中ですが、なにかご提案ありましたら、お気軽にご連絡ください。よろしくお願いいたします。