ブラウザ形式でBGM・効果音を再生するときにハマりやすい罠 まとめ

この記事は、ティラノスクリプトでBGMや効果音を再生する時に、よくハマってしまう点をまとめました。

これは「ブラウザ形式」の話です。WindowsMacといったPC版やスマートフォンアプリ化したゲームでは関係ありません。

ブラウザ形式とは、サーバーにゲームファイルを配置して、URLにアクセスするだけでプレイする事ができる方式です。

非常に便利なのですが音楽周りではちょっとクセのある動作をしますので

 

・ブラウザ形式だとBGMが再生されない!

・BGMや効果音を再生する時にゲームが止まる!

 

という方はこの記事を確認してください。

 

音楽ファイルの形式について

現状、ブラウザといっても沢山の種類があります。

Google Chrome

Safari

IE Edge

FireFox

Opera

代表的なのはこんな所でしょうか。赤字の3つを対応しておけば、ほとんどのユーザーさんをサポートできるはずです。

すべてのブラウザで再生させたい場合は、音楽ファイルの形式にoggとm4a 2つを配置する。もしくは mp3形式を使用します。

ティラノスクリプトの場合、同名のm4aファイルを一緒にアップすると、プレイヤーの使用しているブラウザに合わせて、最適なファイルを自動的に選んでくれます。

最近はmp3をどのブラウザでも再生できるようになってきたので、ブラウザ版限定の場合は、mp3という選択肢も良いかと思います。

*PC版はogg形式のみなので注意

 

最新版のティラノライダーを使うと、ファイルの変換もできる機能がありますので活用してみてください。

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最新版のティラノライダーにはコンバート機能も搭載している。

 

特にスマホで音がならないという方は

Android = ogg 形式

iPhone   = m4a  形式

なので ogg と m4a の両方を配置していないため、音楽がならないという状態に陥っている事が多いです。

 

スマートフォンブラウザの制限

スマートフォンからブラウザ形式のゲームにアクセスしたとき

ユーザーのアクション(クリック)なしに音楽の再生を開始できない制限

があります。

これは、URLにアクセスしただけで、大容量のファイルがダウンロードされて、パケ死などを防ぐためのものだと思われます。

 

ティラノスクリプトで該当する場面は、例えばゲームが始まって一度もクリックすることなく[playbgm]を開始してしまうようなケースです。

タイトル画面などでBGMを再生するようなゲームだとこの罠にハマリがちです。

ティラノでは、[p]や[l]といったクリック待ちのタイミングで、裏で音楽を再生するための準備が走っています。

なので、対策としては、ブラウザゲームの場合「タップしてスタート」というような画面をひとつ挟んであげるだけで、解決できます。

ブラウザ形式の場合、この方が親切なうえ、ユーザをびっくりさせないですし、自然な動きになるのでオススメです。

*ティラノスクリプトのV471 以降では準備が整っていない時に[playbgm]を開始した時、ワンクリックを自動的に挟む修正がはいりました。

最新版Google Chrome (66)での制限

最新版のGoogleChromeでは、ユーザーのアクションなしにBGMを再生できない制限がPCブラウザにも適応されます

ティラノスクリプトV471では、GoogleChromeでPCブラウザから見た時に、上記制限が適応されているバージョンの場合、自動的にワンクリックを挟む処理をサポートしました。

すこし、不自然なワンタップが入ってしまいますが、BGMが再生されないということは回避できます。

基本的にブラウザゲームの場合「タップしてスタート」のような画面をゲーム起動直後に入れてあげるのがオススメです。

 

上記のChromeのアップデートによって、ゲーム起動直後にブラウザ形式の場合、止まってしまうという不具合が出る可能性があります。

*PC版の場合、制限はそれほどきつくないので、殆どの環境で問題ないと思われますが

不具合が発生してしまう場合、ワンクリックを挟んでみるか、最新版のティラノスクリプトV471をつかってみる、

旧バージョンからのアップデートが難しい場合、ティラノ開発者のシケモクMKにご連絡いただければと思います。

 

*情報が追加されたら、随時情報を加筆していきます。