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ティラノスクリプトV4.00 をリリースしました。

久しぶりのメジャーアップデートとなるVersion 4.00 RC をリリースしました。

最終的なテストを経て、正式版とさせていただく予定です。

 

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この記事では、新機能についてザックリとご紹介させていただきます。

 

音量調整機能

本バージョンから、音量周りの機能が強化されました。

[playbgm] [playse] [fadeinbgm] に

volume というパラメータが追加されました。

ここに 0〜100 の間の数字を指定することで再生時の音量を調整することができます。

(デフォルトは100。0を指定するとミュートになります)

■例

[playbgm storage="music.ogg" volume=50 ]

 

さらに、ゲーム全体のデフォルト音量を指定する場合は [bgmopt] [seopt] タグが追加されました。こちらでボリュームを指定するとゲーム全体の音量に反映されます。

コンフィグ画面などではこのタグを使ってゲーム全体の効果音やボリューム等を調整できます。

ちょっと、改造すればキャラクター別の音量を調整したり、ONとOFFの切り替えも簡単に実装できるかと思います。

 

さらに、本バージョンより [fadeinbgm] [fadeoutbgm] [fadeinse] [fadeoutse]タグを正式にサポートします

ただし、スマホブラウザから閲覧した場合やスマホアプリの場合、有効にならないケースがあるのでご注意下さい。 

 

CGモード 回想モード 

これまでも、自作することで用意できましたが、本バージョンより標準機能としてバンドルしてメンテナンスしていくことにしました。

さらにゲームにあわせて改造しやすいように、ティラノスクリプトを変更するだけでカスタマイズできるようになっています。

 

簡単な使い方

シナリオフォルダの中に cg.ks と replay.ks があります。

これが、CGモードと回想モードの画面になっています。

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タイトル画面からボタン で cg.ks と replay.ks に飛ばすだけで良いですね。

詳しい使い方は、ティラノスクリプト公式サイトの解説を確認してください。

 

コンフィグ画面

ゲーム全体の設定を調整する機能も標準で用意します。

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今後も機能追加を行いますが、現在標準で用意されている機能としては

・BGM音量調整

・SE音量調整

・文字速度調整

・オート速度調整

・未読スキップのONとOFF

となります。

こちらは、config.ks ファイルとして用意されていますので

簡単に設定項目を追加したりカスタマイズできます。

 

既読管理

本バージョンより、既読管理が標準機能として使えるようになりました。

前提として system/Config.tjs の

autoRecordPageShowing を trueにしておく必要があります。

 

既読スキップ

未読の部分はスキップできないようにする機能です。

また、スキップ中に未読の所にくると、スキップを停止させることができます。

[config_record_label skip=false]

これで、未読の所はスキップできなくなります。

コンフィグ画面ではON、OFFを切り替えるボタンが標準で搭載されています。

 

■未読部分の文字

既読、未読をわかりやすくするために

既読文章の色を変更することができます。

[config_record_label color="0x4444FF" ]

このようにしておくと

未読

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既読

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いかがでしょう。

タグをちょっと追加しておくだけで、未読管理が簡単にゲームに実装できます

記憶領域は吉里吉里と同様にラベルを1つの固まりとして記憶します。

現状、1行毎に記憶しているわけではありませんのでご注意ください。

*既読管理用のラベルは他の制御ラベルとは別に用意するのが良い。ジャンプ先のラベルなどは既読として扱われない→修正検討中

 

オート機能

本バージョンよりオート機能をサポートします。

オート機能とはクリックして進めなくても一定間隔で自動的にゲームを読み進めてくれる機能です。

 

使い方

 タグから制御することもできます

[autostart] オートモード開始

[autostop] オートモード停止

さらに

[autoconfig]  を使うとオートモードの細かい調整ができます。

[autoconfig speed=200

speed で次に進むまでの時間をミリ秒で指定することができます。

読むのが早い人はこの数字を小さくしておくと良いですね。

 

[autoconfig clickstop=true ]

画面クリックでオートが停止するかどうかを指定します。

false を指定すると画面クリックでもオートが止まりません。

 

あと button タグのrole に auto を指定できるようになりました。

メッセージボックスなどに常にオート切り替えを表示したい場合に利用できます。

 

セーブ方法の多様化

今までは、ローカルストレージへの保存のみでしたが、3種類の方法を選択できるようになりました。

Config.tjs の  configSave  を指定します。

webstorage:従来のとおり、webstorage領域に保存します。

webstorage_compress : 圧縮、暗号化したうえでwebstorage領域に保存します。

file :PC限定。ゲームフォルダに外部ファイルとしてセーブファイルを出力します。

 

状況にあわせて使ってくださいね。

 

ティラノライダー

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本バージョンよりデバッグツールの「ティラノライダー」が利用できるようになりました。

ゲーム開発をより効率的に行なうことができるツールです。

主な機能を紹介させていただきます。

 

タグ進行のリアルタイム監視

 

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ゲーム進行をリアルタイムに確認しながら、実行されていくタグを眺める事ができます。 タグを見ながらデバッグができるので、問題点の修正などが効率的に行えるようになるでしょう。

ジャンプ機能

デバッグ中に自由にシナリオやラベルへジャンプすることができます。

 

リアルタイムタグ実行機能

プレイ中のゲーム画面に、自分の好きなタグを割り込ませて実行することが出来る機能です。例えば、ある場面で、このタグを実行するとどうなるか?といったことがシナリオを書き換えなくても簡単に確認できます。

 

変数ウォッチ機能

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ゲームをプレイしながら変数の状態を確認することができます。

さらに、ティラノライダーから編集してリアルタイムにゲームに反映することもできます。

 

素材プレビュー機能

プロジェクトに配置した素材を用途ごとにグラフィカルに確認できます。

 

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実行途中のゲーム画面に好きな素材を割り込ませて表示することができます。

 

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実行中のゲーム画面に素材を配置して、ドラッグ&ドロップで位置を調整することができます。素材の配置位置やタイミングなどを効率的に決定することができます。

 

キャラクターの表情確認機能

ゲームで登録されているキャラクターの表情名や画像をグラフィカルに確認できます。

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パッケージング機能

ティラノスクリプトのプロジェクトを

・ブラウザ形式

Macアプリ

Windowsアプリ

スマホアプリ

へワンボタンで出力することができます。

 

その他

・全体的な実行速度や安定度の向上。

・[clearstack ]タグの追加。スタック領域を開放します。タイトル画面などに入れておくとセーブデータを節約できます。

 

以上がバージョン4.0 の主な新機能になります。

現在 2015/12/4 現在はRC版となります。

しばらくは、機能変更や修正などがあるかもしれませんが、ぜひ、使っていただいてフィードバック頂けると嬉しく思います。

 

それでは、よろしくお願い致します。